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報告書 部会・研究会 | 組織と活動 | 触媒学会

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Academic year: 2018

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第三編 触媒学会活動記録

バイオマス変換触媒研究会

1.研究会の目的

現代社会において、石油はエネルギー資源としてだけではなく、身の回りの化学製品の原

料としても重要な役割を担っている。しかしながら、近年の原油価格の乱高下により原油供

給が不安定化したことに加え、石油は有限な化石資源であるため、石油への依存度の低減と

社会システムの低炭素化が望まれている。そこで、安定した炭素資源を供給するため、賦存

量が多く再生可能なバイオマスからエネルギーや化学製品の原料を製造するバイオマスリフ

ァイナリーの構築が注目されている。バイオマスから燃料・化学品を合成するプロセスとし

ては、これまで酵素、硫酸、アルカリによるバイオエタノールやバイオディーゼルなどの燃

料合成を中心に研究が進められてきた。しかし、バイオマスの骨格構造をそのまま単離して

化学品やプラスチックス原料など多様な化学品の合成反応開発が求められている。このよう

な化学変換を可能とする技術として、触媒には大きな期待が集まっている。本研究会は、バ

イオマスや糖関連化合物の変換における新触媒・新反応の開発に興味をもつ会員相互の情報

交換の場を提供することを目的とする。本研究会は平成 20 年度に発足し、10 年目を迎えて

いる。

2.研究会活動の概略、動向、展望 (敬称略)

これまでの活動により研究会メンバーの4名がJST ALCAのバイオマス変換関連プロジェ

クトの研究代表者となっている。このことは当研究会の学理、実用性が触媒の分野だけでな

く、生命科学、農学を含めた幅広い分野で高く評価されていることを示している。なお、平

成29年9月12(火)~14日(木)に愛媛大学で開催された第120回触媒討論会の研究会セ

ッションでは依頼講演を含め、計23件の口頭発表、7件のポスター発表があり、活発な討論

がなされた。平成 29 年度の活動としては、引き続き触媒討論会A にセッション参加すると

ともに、研究会メンバーを中心として大型プロジェクトの獲得を計画している。既にバイオ

マス変換は実用段階に達しており、より高効率な変換プロセスが求められている。この社会

的ニーズに応えるべく、当研究は実用化プロジェクトを実施し、成果の社会還元を目指す。

3.世話人

代表 原 亨和(東京工業大学 科学技術創成研究院)

電話: 045-924-5311 FAX: 045-924-5381 E-mail: mhara@msl.titech.ac.jp

福岡 淳、増田隆夫、中島清隆、小林広和、中坂佑太(北大)、白井誠之(岩手大)、冨重圭一、

中川善直、田村正純(東北大)古澤 毅(宇都宮大)、村田和久(産総研)、佐藤智司(千葉大)、

岩本正和(中央大)、里川重夫(成蹊大)、高津淑人(東京都市大学)、松方正彦(早大)、高垣

敦(東大)、上田 渉(神奈川大)、馬場俊秀(東工大)、長田光正(信州大)、海老谷幸喜(北

参照

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東京工業大学 正会員 廣瀬壮一, 非会員 酒井綾子 ジャパンプローブ 非会員 小倉幸夫, 非会員

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